この本、開いて見るまで結構難しい言葉の解釈か何かを説明しているのだと思っていたのだが、全然違っていて、エッセイ風に日本人が日頃接するまぎらわしいカタカナ言葉や読んでいてなんとなくわかったつもりでも実はよくわかっていないような言葉を取り上げて楽しく解説してくれている。
例えば、プリンとプディングとかアルコーブとかエシャロットの事とか。
日本のスーパーで売っているエシャロットと言うのは根ラッキョウと言う物らしいのだが、最初に根ラッキョウとして売り出したら売れなかったのでエシャロットとして売ったらしい。そうしているうちにフランスから本物のエシャロットが入って来るとそれはなんぼなんでもと言う事で今ではエシャレットとして売っているのだとか。
本物のエシャロットは玉ねぎの仲間で、エシャレットのほうはらっきょうらしいので、なんとも乱暴な話と言うか、詐欺のような話だよなぁ。
アブサンも出ていた。
僕は、小説にアブサンと言う酒が出てくるたびにどんな酒なのかなと思っていたが、前後の話からアル中が飲む安酒である事は分かっていた。そう言えば、水島新司の漫画のあぶさんもアブサンをかけていたような気がする。そのアブサンがニガヨモギのリキュールだったなんてね、知らなかった。
ブルネットとブロンドのお話とかもある。
が、こんな事を書き始めたらきりがないのでここらへんでやめておこう。
とにかく、好奇心がそそられる楽しいお話がいっぱい載っていると言う事だけは確かだ。

