ドラム式最新洗濯乾燥機はどれがいいのか?

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昨年、社会人一年生となって独り暮らしを始めた愚息が、「洗濯する暇がないから乾燥機付きの洗濯機が欲しいんだけど、どうかな?」と言って来ました。

ズボラな愚息が言う、こう言う時の”どうかな”は別に許可を求めている訳ではなく、調べてくれて何かいいのがあったらお勧めしてくれないかなと言う意味なんです。

僕のカタログ好きとか調べもの好きの性格を見透かしているのか、それとも、長い間の習慣なのか?
どちらにせよ、愚妻も同じだからきっと遺伝もあるんだと思うんですけどね。

まあ、自分でお金を出すだろうし、仕事も毎日午前様で土日のどちらかは仕事をしていると言うことだから、分からないでもないんですけどね。
と言うことで、ヤマダ電機に行って調べてみました、最近の洗濯機動向。

おっと、それからこの投稿はネットの情報は一切見なくて書いています。何か、先にネットを見るとそれに惑わされそうだし、後で自分の調査後のイメージとネットの情報を比べてみたいなというのもありましてね。

ヤマダのお兄さんの話によると注目は、やはり省エネ、つまりヒートポンプらしい。そして、ヒートポンプと言えば、パナソニックがダントツらしい。まあ、洗濯~乾燥時間の速さを見てくれとのことです。それに、ヒートポンプのほうが低温で乾燥させるから縮まないらしいです。それに、それに、ヒーターは冷やす必要があって冷却に水を使うから水道代もかかるとのことでした。

まあ、そうかもしれないけれどヒーターのほうが仕上がりがいいとかあるんじゃないの、だから日立がヒーターで頑張っているんじゃないのとか思ってカタログ見てみたら、確かに所要時間は短いけれど、消費電力も使用水量もパナソニックと変わらないじゃん。
日立さん、頑張ってる!

そして、マンション居住者なら東芝の本気の振動騒音対策だそうです。それを言うならシャープだって数値上はいいみたいなんですけど~。

あとは、やはり洗浄力は各社カタログのトップでいろいろ謳っています。キーワードは、泡、バブル、シャワー、粒々の小さい水滴で泡立てたり繊維の細かいころまで洗います。これは、縦型に比較して洗浄力が劣るというイメージを払拭したい表れかもしれません。

それと、ヤマダのお兄さんが言っていたのは、小型のドラム式洗濯乾燥機は製品が余りないので、選択肢が少ないらしいです。そうなんだぁ。

とにかく、最近の全体的なトレンドはわかった気がするけど、まだまだ、漠然としているのでもう少し具体的に比較してみました。

と言っても、僕も余り手を広げられないので、ヤマダ電機に行ったときにカタログがあった主要4メーカーだけですが、ヤマダのおにいさんのお話と僕が気になったところから独断と偏見で抽出した特徴を絞ってまとめてみました。

(特徴)
パナソニック
①ヒートポンプ能力最高だから洗濯~乾燥時間日本一だそう
②温水泡洗浄Wで強力洗浄
③洗剤と柔軟剤をタンクに入れておけば毎回入れる必要ない。
④スマホで洗濯操作ができる。
※但し、②と③は上位2機種、④は最上位機種(全5機種)

東芝
①ウルトラファインバブル洗浄で洗浄力強力
②ヒートポンプ方式で乾燥7kg(他は6kgが多い)
③ベルトなしのDDモーターとサスペンションでの低振動、低騒音設計
④乾燥フィルタラクラクお手入れ
⑤大容量なのに本体幅60cm
※①と④は上位2機種のみ(全3機種)

日立
①風アイロンで皴なし
②ナイアガラ洗浄で強力洗浄
③機能は同じで、外形寸法の違う機種がある(735×620×1060と630×715×1050)
④乾燥がヒートポンプでなくヒートリサイクル(本体熱再利用)
※②は上位3機種のみ(全4機種)

シャープ
①最上位機種はヒートポンプとヒータのハイブリッド方式
②マイクロ高圧洗浄
③全機種プラズマクラスター
④上位2機種の電力消費量は圧倒的省エネ
※①は次の機種がヒートポンプ方式、下位2機種はヒーター方式、②は上位3機種(全4機種)

各社の気になるカタログ値比較、

洗濯乾燥機比較表
注.パナソニックは所要時間を”標準と省エネ”、東芝は”標準とお急ぎ”としていて、考え方が違うようなので、両社とも短い時間のほうを掲載した。日立は標準とお急ぎ(98分)で限定条件があったので標準を掲載。

こうしてみると乾燥機能に関しては、パナソニックの所要時間が短く消費電力量も少ないのは魅力的です。所要時間が一時間違うとインパクトありますよね。ただ、省エネという観点からは、日立もシャープも優秀です。
特にシャープのハイブリッド乾燥とヒートポンプは、残念ながら上位機種のみなんですが、大変優秀です。

ただ、乾燥はヒートポンプよりヒーターのほうがいいという人は、少しくらい時間がかかっても日立の風アイロンは魅力的。意外と東芝も早いし、迷うところ。

次は、運転音。
これは、マンションの場合は大事ですよね。それで、ざっと見ると東芝とシャープが優秀なようです。特に東芝は、サスペンションまで入れて凄くチカラ入っているとヤマダのおにいさんも言ってました。

そして、東芝の振動騒音対策とかパナソニックのヒートポンプとか日立の風アイロンやヒートリサイクルとかシャープのプラズマクラスターとかの自慢の機能を全機種に設定しているのは、大変好感がもてます。

使用水量は、各社大差ない感じだからパス。
洗濯、乾燥容量も大差なしですね。
ただ、シャープのES-S7Cについては、パナソニックのキューブル同様、多分単身者とか賃貸マンション向けだから単純にカタログ値を比較するのはかわいそうですし、逆にバリエーションの少ないドラム式洗濯乾燥機の中で貴重な存在だと思います。

洗浄能力は、各社アピールポイントみたいでカタログのトップに大々的に謳っています。叩くだのシャワーだのと具体的なことを書いているけれど、それが意味があるのかどうか理解できないので、すこぶる抽象的に聞こえます。
だから、評価できないからパス。

その他で僕が気になったのは、パナソニックの洗剤と柔軟剤をあらかじめ入れておいて毎回入れなくていいというのはズボラ者には有難いです。但し、上位2機種だけの設定ですけどね。

あと、東芝の最下位機種だけに”乾燥フィルタらくらくお手入れ”がないと言うこと。こういう事されると、この最下位機種は乾燥フィルタの掃除がすごく面倒そうに見えて、手が出しづらくなってしまうんです。洗浄の付加価値機能とかは、なくてもいいかと思えるんですが、こういうのは気になるんです。

たいした金額じゃないでしょうにねぇ。そして、この機能がないからと言って、上位機種を買ったりするほど貧乏人は甘くないですよ。はっきり言って、僕はこれだけで、他社に目が行きます。

個人的感想もひと言。
今、使用している東芝の縦型洗濯機は、茶色の水垢のような物が出て来てひどいときは本当に困るんですが、以前、長年使用していたシャープの縦型洗濯機は、そんなのまったく出ませんでした。やはり、穴なしの洗濯槽のおかげかなと思っています。

とかなんとかいろいろ言って来たけど、結局、我が家のように価格第一、機能はそこそこと考えると中位以下機種にならざるを得ず、各社差別化してアピールしても多くは上位機種のみにしか設定されていないとか、余り魅力的な機能にはみえないとかで、どんぐりの背比べに見えて来ます。

それで、我が家でも魅力的に見える機能とは何かまとめてみました。

パナソニック
・ヒートポンプの能力No.1だから洗濯~乾燥時間日本一と言っている。けど、他社も早いのあるけど。
・洗剤と柔軟剤をタンクに入れておけば毎回入れる必要ない。上位機種のみね。

東芝
・ベルトなしの低振動、低騒音設計
・大容量なのに本体幅60cm、でも、外形寸法みるとたいして変わらないけど。

日立
・同機能でちょっと幅の狭い機種がある。でも、東芝とあまり変わらないけど。
・ヒートリサイクル乾燥はなかなかやる
・風アイロン

シャープ
・賃貸マンション向けみたいな7kgタイプがある。でも、同社内比較で奥行きが28mm短いだけだけど
・残念ながら上位機種限定だけど省エネ優秀、洗濯槽が穴なし

結局、こんなものかぁ。
う~ん、並べてもね、パナソニックが時短といってもお急ぎモードなら東芝108分、日立98分、シャープのお急ぎモードは洗濯量2kg以下等々の条件がつくが55分とか、東芝が低振動、低騒音と言ってもシャープのほうが勝っているでしょうとか、比較すればするほどカタログから判断するのは難しいですね。

そうなんです、ここまで書いて話の腰を折るようなこと言って申し訳ないですが、上の表のところでちょっと書いたように、実は、所要時間や電力消費量は、各社標準とお急ぎモードとかあって比較しづらいんです。東芝の標準モードなんて200分もかかるんです。
こんな感じで、一概には単純に比較できないんです。カタログを良く読み込めば自分の望むイメージと合致する製品が浮かび上がってくると思うんですけどね。

ヤマダのおにいさんが力説していたほどの魅力とかメリットとかいうものは、僕にとってはあまり感じられないですね。
と言うことは、結局価格で決まるのかな?

価格と言えば、パナソニックの上位機種の24万円が燦然と輝いていますが、他社より5万円も高いとよっぽど目に見える形として違いがわからないと手が出ません。

東芝の下位機種が一番安いですね。これ、主だった上位機種との違いは、洗浄方法の違いと温水洗浄なし、乾燥フィルタらくらくお手入れがない、くらいなんです。
いやぁ、乾燥フィルタらくらくお手入れがあればねぇ、ホント惜しいです。

前にも書きましたが、ヤマダのおにいさんによるとドラム式洗濯乾燥機は小型のものが少なくなっているらしいんです。その中で、シャープのES-S7Cは、パナソニックのキューブルと同じく貴重ですね。しかし、高っ!

この中では、唯一7kgの小型なんだから最安値であって欲しかったです。入学、入社シーズンだから時価が上がっているんですかね。

結局、僕としては、帯に短したすきに長しという結果になってしまいましたが、それは、いつものこと、とにかく決めないといけないんだから決めましょう。
と言うことで、僕の独断と偏見と愚妻の意見で我が家の都合も考えて決めるとしたら、ずばり日立BD-SV110BL(価格.com¥168,466)ですね。
理由は、値段が手頃で機能的に上位機種と遜色ないというか、基本的に温水槽洗浄(洗濯槽の温水掃除)がないだけです。ちなみに温水洗濯機能はあります。

単身者の愚息には、シャープのES-S7C(価格.com¥157,400)を勧めます。
理由は、低騒音、穴なし洗濯槽、ややコンパクトで外形寸法が幅と奥行き両方が600mm代はこれとパナソニックのキューブルしかないです。そして、キューブルはカタログで、他のドラム式洗濯乾燥機と別掲になっていてドラム式洗濯機となっているんです。と言うことは、キューブルには乾燥機能がないのかと思うと、ちゃんと載っているんですよね。結局、その理由がわからないので落選しました。
と言うことで、我が家のドラム式洗濯乾燥機選抜大会は、上記の結果となりました。

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