君はヒトラーを見たか ワルター・ケンポウスキ編

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小泉さんの時は、それなりに仕方なかったかな。
それでも、僕の父はこんなやつはおかしい、我慢ならんと言って40年以上党員だった自民党を夫婦で辞めてしまった。
安倍さんの時は、息のかかった人間に日銀総裁をやらせ、株価を上げればインフレにすれば景気は良くなると日銀にまで株を買わせ国債を買わせた。検事総長も自分の言う事を聞きそうな人間にやらせようとした。
それに自分達の権力維持のためにいかがわしい宗教団体と手を組んでいた。
その安倍さんを師匠と仰ぐ高市さんが総理になった。その高市さんは、国民の圧倒的な支持を得ているらしい。
また、国に借金を負わせて国民の耳に聞こえのいい事をやって行くのだろう。
あの日中戦争から太平洋戦争のときも国民の強い支持があった。
僕から見れば、なぜ、なぜ、なぜ?

日本人が愚かと言えば、そうかもしれない。マスコミが金儲け主義で浅はかだと言えばそうかもしれない。
そう言えば、ヒトラーだってワイマール憲法下の普通選挙で選ばれたのだ。なぜだろう。という事で、昔から気にはなっていたのだけれど読んでいなかったこの本を手に取った。

ヒトラーは、過半数の得票は得ていないが第一党の党首と言う事で首相指名をうけた、ちなみに第二党は共産党だった。そして、その後の半年から一年以内に独裁体制を築くのである。まあ、その独裁体制を築く間の暴行や殺人、反対勢力に対する弾圧などから決して民主的とは言えない政権ではあるのだが、とっかかりは選挙での躍進だったのは確かなようだ。

そんなナチスの躍進から終焉までに、実際にドイツ国民がヒトラーを見た経験をまとめた本書には、230人の話が載っている。
そこには、演説に魅了された、興奮した、何も思わなかった、背が低かった、暗い感じがした、自信満々だった、自信なげだった、と各々の遭遇した情景や印象が述べられているのだけれど至って普通だ。
現代の日本でも、人気のある政治家の演説を聞いた人々に印象を問えば、返って来そうな感想である。

そんな中で、先日の選挙のおりにラジオで聞いた話を思い出した。それは、有権者に投票先とその理由を聞いたものだが、自民党に投票した女性が言ったと言う理由が「高市さんは女性なので夫婦別姓を推進してくれそうだから」と言うものだった。ガクッ!
そうか、90年近く前だって今と同様、時代の流れだったり盛り上がりだったり個人的な誤解だったり、いろんな事で選挙結果なんて決まったんだろうなぁ。理性的に将来を見据えて投票したりなんて、ちょっと理想主義過ぎるのかも。
ありゃりゃ、昔を見て今を考えてみようと思っていたらいつのまにか今を見て昔を考えてしまってたりして(笑)

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