グレート・ギャッツビー フランシス・スコット・フィッツジェラルド著

新型コロナ騒動のおかげで自宅待機はいいのだけれど、何もする事がない。本屋も図書館も閉まっているし、買い物に行くにしても食料品関連の店しか開いていない。
そうだ、何かあるかもと思って息子の本棚を漁ってみたらこの本が目についた。しかし、表紙にはデカプリオの顔がある。変だな。
確か、僕がこの本や映画と出会ったのは、40年以上前の学生の頃じゃなかったか。題名も”華麗なるギャッツビー”だったよなぁ。
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天才数学者ラスベガスとウォール街を制す エドワード・O・ソープ著

ある時は読みたい本がいくつもあって困るときがあると思えば、本を読む事に疲れてしまう時もある。と言うか、興味や好奇心が枯渇してしまったような気がする時もある。これが、歳をとると言う事なのだろうか?
そんな時、息子に「何か本ある?」と聞いてみた。
その答えがこの本だった。
ただ、「あんまり面白くなかったけど。」とは言われたけれど・・・
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無病法 ルイジ・コルナロ著

この著者のルイジ・コルナロと言う爺さんは、15~16世紀のルネサンス期の貴族だった人だ。
102歳まで生きたそうなので現在の基準でみても相当な長寿なのだが、この爺さん、仕事はバリバリ、乗馬はするは目も耳も達者で、最後は昼寝の最中に眠るように亡くなっていたらしい。
そんなコルナロ爺さんの健康法を本人が書き記したものが、この本だ。
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生命の歴史は繰り返すのか?  ジョナサン・B・ソロス著

進化と言えば、僕は中学か高校の教科書に載っていたキリンのような首の長い馬のような絵を思い出す。
ダーウィンの突然変異説に対して、ラマルクのキリンの首は木の高い所の葉を食べようとして段々と伸びてきたと言う説を説明するところの絵だった。僕が50年近くたっていまだにラマルクの名前を憶えているという事は、当時の僕に大変強い印象を与えたのだろう。
そんなことを思い出しながらこの本を読み始めた。
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1964年の東京オリンピック 石井正巳編

副題が、”「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか”

この本は、僕の大好きなNHKラジオ番組すっぴんの”源ちゃんのゲンダイ国語”コーナーで紹介されたのを聞いて、さっそく図書館から借りて読んだものだ。
断っておくが、僕が大好きなのは源ちゃんではなく、アンカーの藤井綾子さんだ。何がいいって、NHKアナウンサーのくせに時々タメグチになるところやいかにも楽しそうな笑いかたの素の感じがとてもいい。
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シリアからの叫び ジャニーン・ディ・ジョバンニ著

先日、受験生の娘が「この本読む?」 と聞いてきたのでふと見るとこの”シリアからの叫び”だった。
えっ、おまえ受験生だろ本なんて読む暇あるのかと喉まで出かかったけれど、それを呑み込んで「おお、読んでみるか」と言って読み始めた。
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井上透のゴルフスーパーコーチング 井上透著

はっきり言ってなんなんだ!
井上透は、”はじめに” でこう言っている。
”特に僕が強く感じたことは、ゴルフスイングを部分部分で細かく切り離して、一定の形を求めるようなお仕着せのレッスンへの反発です。グリップはこうするべき、アドレスはこうするべき、というような、「~すべき」という決まり文句や、あるいは「~するな」と決めつけるスタイルのレッスンがあちこちにはびこっていることに、憤然としていました。”
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琉球王朝崩壊の目撃者 喜舎場朝賢  山口栄鉄著

沖縄の事は、ずっと気になっている。
僕が、日本で生まれて日本で育った日本人だから。
太平洋戦争のとき沖縄で地上戦があり、多くの沖縄の人達が犠牲になったから。
沖縄に日本の米軍基地の70%があるから、そして、米軍基地は沖縄本島の15%を占めているから。
紛争地でもない所にアメリカ海兵隊の基地があるのは、世界中で沖縄だけだから。
日本人が同じ国の同胞に嫌なことを押し付け、バカにして高い所から見下しているから。大阪の警察官が、沖縄の人にバカにしたことを言ったから。僕の周りに大阪の警察官みたいな人間がいるから。
そうじゃない。
いやいや、そうかもしれない。
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ゴルフがいきなり上手くなる素振りレッスン 中井学著

ゴルフを始めた30数年前、コースになかなか行けないのはいいとしても練習場に行けないのはもどかしいことだった。
当時は、月間150時間前後の残業が一年中続くなんて労働環境だったから当たり前と言えば当たり前だったし、若い頃は他にもいろいろと興味のある事も多くて、ゴルフもスポーツよりもレジャーと言う雰囲気でお茶を濁す感じになって今まで来てしまった。
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