ゴルフは楽をしなければうまくならない! 増田哲仁著

いつものように図書館に予約を入れたのだが、なかなか順番が回ってこない。そんなときは、僕の場合はゴルフの本かエッセイを読む。それで、図書館のデータベースを検索していたらなんか面白い題名の本が見つかった。
それがこの本。
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WHAT IS LIFE?(生命とは何か) ポール・ナース著

この本は、新聞の書評欄や今まで読んできた本繋がりとかで知ったのではない。
僕にとっては珍しいパターンだけれど、NHKラジオのカルチャーラジオ科学と人間と言うシリーズの「みんなの量子論」と言う番組があって、それがとても面白かった。
そして、その講師の方と言うのがこの本の訳者でもある竹内薫さんだった。
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古代ギリシャのリアル 藤村シシン著

はははっ、おもしろい。
パルテノン神殿は白ではなく極彩色だったって。古代ギリシャ語には、海という単語がなかったって。
ええっ、それなら僕らがギリシャに対して持っているイメージってなんなんだ、いつのまに誰に植え付けられたんだ~!
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武器としての「資本論」 白井聡著

この本を読み始めてすぐに目にとまったのが、読者に対するこの問いかけ、”資本主義はいつ始まった?”
ほう、この人はなんと答えるのだろうかと興味が湧いて来た。そして、この著者が答えたのは。
”しかしながら、「資本主義」という言葉から浮かぶイメージは、やはり産業革命以降の工業社会です。”ときた。
がっくり、自分から資本主義と言っておきながらいつのまにか資本主義と資本主義社会を混同している。
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ブルースだってただの唄 藤本和子著

ブルースだってただの唄、どういう意味なんだろう。
まさか、憂歌団や柳ジョージの話でもあるまいし。
これは冗談だけど、そもそもブルースは音楽のジャンルと言う以外何も知らない僕にとっては、とにかく皆目見当もつかない。
そんな、好奇心からこの本を手に取ってみた。
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ヒトはなぜ「がん」になるのか キャット・アーニー著

今回は、そんなに題名に惹かれたわけじゃないけれど、なんとなく直感で面白そうな予感がした。
外国人の著者だし、研究畑からの視点で書かれているならだいたい良く出来ているのは経験からわかっている。まあ、訳されて日本で出版されていると言う事は、厳選されているのは違いないだろうから当たり前なのかもしれない。
それにしても、日本の本にはそういう本は少ないように思うけれど、なぜだろう?
出版社のせいなのか? それとも、そういう著者が少ないのか?
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教養としてのギリシャ・ローマ 中村 聡一著

副題が、「名門コロンビア大学で学んだリベラルアーツの真髄」だ。
この本、ちょっと怪しいなと思いながら本書を手に取った。と言うのも、僕の場合、題名に教養、副題に名門コロンビア大学もリベラルアーツも、ちと胡散臭い感じがする。
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お嬢さん放浪記 犬養道子著

終戦直後の昭和23年、ひとりの女の子がアメリカに留学のため旅立った。あの犬養毅のお孫さんである。
本当は、ヨーロッパに行きたかったのだけれど、親の世話にもなりたくないし時代も時代であり直接行くのはかなわないので、いちど奨学金の出るアメリカに留学してアメリカ経由でヨーロッパに行こうと言う、なんとも壮大な計画である。
そして、名家の令嬢はそれから10年欧米を放浪したのである。
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