危機と人類 上下 ジャレド・ダイアモンド著

あの名著、”銃・病原菌・鉄”の著者ジャレド・ダイアモンド博士が書いたこの本、期待を持って開いた。
やはり期待通りで、平易な文章で広く俯瞰していながらポイントは絞って興味を引き付けてくれ、なかなか飽きさせないところが、ダイアモンドさんらしい。
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夜空はいつでも最高密度の青色だ 最果タヒ著

小学校高学年か中学生の頃、たまにひとりで夜釣りに行っていた。神奈川に住むようになってからも、独身の時は、たまに夜釣りに行っていた。
夜釣りに行って釣れないと往生際が悪い僕は、朝まで粘るときもあった。
そんなとき、夜から朝になる瞬間の空は信じられないくらい美しい。
工場の灯りが煌々と照っている横浜の港の夜明け間近の空は、星の数こそたいしたことないが、漆黒の空と海との境目あたりがほんの少し濃紺になったかと思うと瞬く間にその濃紺の領域を広げていく。
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コロナの時代の僕ら パオロ・ジョルダーノ著

NHKラジオのすっぴんがなくなって2カ月、その番組の金曜パーソナリティだった高橋源一郎さんが、そのすっぴんの中でやっていたコーナーがひとつの番組になったような新番組、高橋源一郎の飛ぶ教室。
僕の希望を言わせてもらえば、そのすっぴんの中のコーナーでは、能町みね子さんのあの町この町も復活してくれると嬉しいなぁ。
そんなことは、ここではどうでもいいんだけど。
とにかく、この”コロナの時代の僕ら”は、その飛ぶ教室の中で高橋源一郎さんが紹介してくれたものだ。
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー  ブレイディみかこ著

この本を僕は何で知ったんだろう? ついこの間の事なのに思い出せない。いやはや、この僕の脳細胞の退化速度の早さと言ったら恐怖を覚える程だ。
そんな事はどうでもいいが、この本、本屋大賞のノンフィクション本大賞を受賞している。買って、本の帯を見て初めて知った。
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グレート・ギャッツビー フランシス・スコット・フィッツジェラルド著

新型コロナ騒動のおかげで自宅待機はいいのだけれど、何もする事がない。本屋も図書館も閉まっているし、買い物に行くにしても食料品関連の店しか開いていない。
そうだ、何かあるかもと思って息子の本棚を漁ってみたらこの本が目についた。しかし、表紙にはデカプリオの顔がある。変だな。
確か、僕がこの本や映画と出会ったのは、40年以上前の学生の頃じゃなかったか。題名も”華麗なるギャッツビー”だったよなぁ。
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新型コロナ感染症対策と報道について

ここ二週間、僕は自主休業で自宅待機中、本屋も図書館も休業中、だから、もっぱら娘が借りて来るビデオ鑑賞の日々。
他になんにもする事もないので、そもそもこの新型コロナ騒動ってどうなってるのかあらためて考えてみる事にした。
それは、やっぱり以前から感じていた現政権の危うさやそれに追随するマスコミの節操のなさがこの騒動で如実に表れてきたように見えるからだ。そして、それは日本国民の後押しあってのものではないだろうか?
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天才数学者ラスベガスとウォール街を制す エドワード・O・ソープ著

ある時は読みたい本がいくつもあって困るときがあると思えば、本を読む事に疲れてしまう時もある。と言うか、興味や好奇心が枯渇してしまったような気がする時もある。これが、歳をとると言う事なのだろうか?
そんな時、息子に「何か本ある?」と聞いてみた。
その答えがこの本だった。
ただ、「あんまり面白くなかったけど。」とは言われたけれど・・・
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無病法 ルイジ・コルナロ著

この著者のルイジ・コルナロと言う爺さんは、15~16世紀のルネサンス期の貴族だった人だ。
102歳まで生きたそうなので現在の基準でみても相当な長寿なのだが、この爺さん、仕事はバリバリ、乗馬はするは目も耳も達者で、最後は昼寝の最中に眠るように亡くなっていたらしい。
そんなコルナロ爺さんの健康法を本人が書き記したものが、この本だ。
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切り干し大根

切り干し大根
醤油、みりん、砂糖は、1.5では上品であっさりした感じで2だとしっかり濃い感じ。ウチでは、1.5だとちょっと上品すぎるわねぇと言われる。そこら辺り、お好みでお願いします。
それから、出来上がりの写真を撮るのを忘れたので見出しの画像がこんなのになりました。すみません。
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