スポンジケーキ研究(3)

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完全な失敗はないのだが、きめが粗かったりふんわりしなかったりとなかなか満足する出来とは言えないスポンジケーキ作り。
これで、第三弾となる。

今回は、前回同様Rukutenレシピの”さやかうた”さんのレシピに挑戦。
前回、スポンジ自体が硬くなったのでその辺りを気をつけながら作業した。ただ、日清レシピのときがビビッて混ぜ方が足りなかった反動で混ぜ過ぎてしまった気がするので今回は慎重に行こうと思う。

参考:Rakuten さやかうたさんのレシピ

ケーキ型18cm
材 料:
卵       3個
グラニュー糖  85g
薄力粉     95g
バター     30g
牛乳      30g

① 前準備
卵は常温に戻す
薄力粉をふるう
バターと牛乳を合わせ湯煎で溶かす
型に敷き紙を敷く
オーブンを180℃に予熱
湯煎用のお湯を用意する

②ボウルで卵とグラニュー糖をあわせ、ハンドミキサーの低速で卵白を切る。
次にグラニュー糖を全部加えハンドミキサーの中速で混ぜる。

③卵液を湯煎にかける
ハンドミキサーを絶えず動かしながら卵液が人肌程度に温まるまで湯煎する。
※卵液を熱くし過ぎないように注意する。

④卵液を泡立てる、
ハンドミキサーを高速にして泡立てる。
ミキサーを持ち上げたとき、垂れた液でのの字が書けるくらいもったりするまで泡立てる。

⑤卵液の気泡を均一にする。
ハンドミキサーを低速にして気泡を滑らかに整える。
時間にして約1分程で終わり。

⑥薄力粉を生地にあわせる。
ふるった薄力粉を2度に分けて入れる。1度目はざっと。2度めは粉けがなくなるまで、ざっくりとへらであわせる。混ぜ終わりはもたっとした感じ。

⑦上記⑥の補足。
粉とあわせるときは、卵はしっかりと泡立っているので怖がらずにあわせる。イメージとしては卵の気泡を粉で抱き込む感じ。

⑧バターと牛乳を合わせる。
上記⑥の生地からへらでひとすくい分をバターと牛乳のボウルに入れる。このひとすくい分は気泡をつぶす気でしっかりあわせる。

⑨あわせた生地を⑥のボウルにへらで受け流しながら混ぜ込む。水分と油分が卵と粉に充分に行き渡るようにあわせる。
これで生地の出来上がり。

⑩出来上がった生地はへらを持ち上げたときにひらひらとリボン状に落ちる。
ぼたっと落ちるなら混ぜ足りない。糸状に落ちるときは混ぜ過ぎか分量の間違い。

⑪生地を型に流し込む。
生地を低い位置から型に流し込む。ボウルに残った生地はへらですくい型の端の方に流し込む。

⑫焼く。
予熱しておいたオーブンの下段に型を入れて170℃に設定しなおして35分焼く。
焼きあがったら竹串をさしていて生地がついてっこなかったら焼き上がり。

⑬焼きちじみを防ぐ。
焼きあがったらすぐに30cmくらいから台にドンと落とす。

⑭型から出す。
濡れふきんの上に型をさかさまにして型から出し、オーブンペーパーをはずす。
逆さにしたまま別の濡れふきんをかけて2分放置、上面を平らにする。

⑮ケーキを冷ます。
天地をもとに戻してケーキクーラーの上で冷ます。
冷ましている間も濡れふきんはかけたまま。粗熱がとれたらラップで包んで完全に冷ます。


こんな感じのレシピなんだけれど、とにかく第一弾、第二弾と比較してみよう。
日清    =薄力粉100g グラニュー糖=110g
milk823  =薄力粉90g グラニュー糖=80g
さやかうた =薄力粉95g グラニュー糖=85g

日清    =牛乳10g バター=15g
milk823  =牛乳15g バター=15g
さやかうた =牛乳30g バター=30g

ここで目につくのは、日清が小麦粉<砂糖だが他のふたつのレシピは、小麦粉>砂糖なのである。
また、さやかうたさんのレシピが日清やmilk823さんのと決定的に違うのは、牛乳とバターの量。
日清やmilk823のおよそ倍である。

日清のレシピによるとバターについて、”溶かしておいたバターを加えると、生地がよりソフトになるが、バターや牛乳を加えると気泡がつぶれやすくなるので、ふんわりさせるなら、バターは不要。”とまで言い切っている。

ここまで違うと何を信じていいやら・・・・
しかし、なんとなくわかってきたことは、最初の卵と砂糖の混ぜ方、小麦粉を入れた後の混ぜ方、焼く温度と時間で出来上がりに差が出て来るのではないか。
特に焼く時間は、各オーブンで違いがあるようだ。
やっぱり、アナログのところで決まるのかな?

ただ、今までやってきて一度も大失敗で食べられないようなものは出来なかったし、家族はみんなおいしいと言ってくれた。けれど、僕自身が満足なものも一度も出来なかったんだよね。
再度挑戦して、ウチのベストを見つけるしかないか。

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