この本、どこで知ったのだろう?
新聞の書評欄? ネットのなにか? 他人からの情報?
何にも思い出せない。これは、いよいよアブナイかもなぁ?
この本、なんか懐かしい。
昔、好きだった眉村卓や筒井康隆の本に出て来そうなお話なんだけれど、話の進み方や登場人物なんかも似ていて終わり方まで、ああこれこれ、こういう終わり方懐かしいねぇ。
ってな感じで、つい微笑んでしまった。
終戦直後にある人の思い付きで、日本から地球の反対側まで穴を掘ったら近いんじゃないの? という事で計画されたんだけれど実現する訳もなく、また、廃棄される訳でもなく役所の片隅の未決箱の中に眠っていたような計画が、いよいよ実行されることになって・・・・
お話は、軽やかにどんどん読み進めることが出来るけれどしっかり書かれているので物足りなさは全然ない。
読者としては、特に最後に近づいて来るとどんな終わり方をするんだろうと興味津々なんだけれど、ああ、やっぱりねとつい笑ってしまう。
ほんとに眉村卓や筒井康隆を思い出してしまった。