となりの史学? となりとは、なんぞや?
どうも、「となりの芝生は青い」にかけているらしいダジャレのようなものらしい。
なんの前提知識もなく、ただ加藤先生の著作という事で読み始めた僕は、最初、面食らってしまった。
ただ、すぐにピンと来るように書かれているのだけれど。
要は、加藤先生の専門の日本近現代史の時代を世界史と言うか、反対側の国々から眺めて見ようと言う事らしい。
中国、ロシア、イギリス、ドイツ、日本にその時々に関わった国々があちら側ではどういう考えやイメージを持っていたかをその国々と日本の研究者達の論文で明らかにしていこうという試みのようだ。
ただ、「今回はこの論文または著作について考察します」、なんていきなり冒頭からやられると、「お、おー、俺そんなの読んでないよ」とビビッてしまった。
まあ、そんなのは無視して読み進めればいいのだけれど。
とにかく、内容の興味深いものもあり、また、モリナガ・ヨウさんの漫画もありで一気に読み進めた。