経済に強くなる数字の読み方なんて、なんとなく自分の弱点を補強できそうな気がしてくる題名に惹かれて手に取ってみた。
まあ、そんなに簡単に弱点克服とはいかないだろう事は、もうこの歳になればうすうす感じてはいたんだけれど。
内容は、社会保障費やGDP、企業の売上高や利益等いろんな数字をグラフ等で見せながらその数字の読み方を解説していく。
例えば、百分率で示されたものは、元の値にあたって確認しようとか、数値で示されたら百分率にしてみようとか。
読めば、ああそうだねなんて言ってすぐ納得できるような事がほとんどなんだけれど、企業の部長クラスでもなかなか出来ていない人はいる。
先日、チャットで一方的に63回連絡したとしてストーカー行為で女性が逮捕されたとのネット記事があったが、その63回がどれくらいの期間での事か書かれていなかった。その期間が一ケ月なら一日約2回、一週間でも一日に9回。もし、これくらいだったらストーカーって言えるのかね?
この記事を書いた記者はもちろん、これをチェックした担当者も居ただろうに、僕は不思議でならないんだけれど。
ただ、警察の発表を垂れ流しているマスコミの問題で、ここで言っている事とは違う問題かもしれないけれど。
いずれにせよ、この本に書かれている事をもう一度自分で出来ているかどうか確認してみた方がいい人は、世の中にはいっぱいいると思う。
とにかく、社会人になりたての若者にはいい本ではないかなと思う。
僕は、社会人になりたてのウチの子に薦めてみようと思う。