田村流あきらめるゴルフ 田村尚之著

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昨年の秋も深まった頃、七年ぶりにゴルフを再開した。
息子が就職して、社内コンペとかでゴルフを始めたので一緒にやろうよと一昨年の12月頃に誘われたのだ。そりゃ、父親としては嬉しいしぜひと言いたいところだったが、当時僕は腱鞘炎で自分でシャツのボタンも留められない状態だった。

その腱鞘炎も、長かったが昨年の夏ごろには治ってやっとクラブを振れるようになった。
実は、七年ぶりというのはこの間に身体のどこかに炎症が起って満足にクラブを振れる状態ではなかったのだ。

まあ、初めてゴルフというものをやりだしたのは35年前頃だけれども、その間年に多くて4~5回とか少ないときは1~2回、やらないときは何年もやらないという状態だったので、七年ぶりとか言っても通常のブランクなんだけれども(笑)

そんな訳で、最近は月に一度はコースに行き週に一度は練習場に通っている。これが、なかなか楽しい。
実は、コースもいいが練習場がまた楽しい。楽しいというか、今まで満足に身体を動かせなかったのが、思いっきり動かせる事が嬉しい。だから、新品のドライバーも買ってやる気充分なのである。

とくれば、本も読まないとね。と言う訳で、何かの拍子に目についたこの本を読んでみた。

著者の田村さんは、自動車会社のマツダのサラリーマンでありながら日本アマ23年連続出場、日本オープンローアマ、日本ミッドアマ2連覇、49歳でプロテストに一発合格して現在シニアツアー参戦中、2015年シニアツアー賞金ランク5位。そして、現在は転職したが、未だにサラリーマンでプロゴルファーなんだそう。
世の中には、凄い人がいるもんだ。

と言うことで、この本を開いてみた。
ぶったまげた。何がって、その田村さんのスイングの写真。
最近ゴルフを始めたけれど未だ誰にも習った事がない人と言う表現がピッタリのスイング。ハッキリ言って、過激です。

いやぁ、変な本を読み始めちゃったな。これ最後まで読むの? 最後まで読んでも僕のスウィングとかけ離れていて僕にとって何の意味もないんじゃないかなぁ。
この本の通りにやろうとすれば、今の自分をすべて壊して一から出直しじゃん。そんなことしたら何年もかかるよ~!

と本気で思った。
思ったけれども、今までどんなにつまらない本でも一応最後まで読み通してきた僕としては途中でやめるつもりもない。
ところが、読み進めていくうちに書かれていることにいちいち僕は頷いてしまった。

そうなんだよ、そうなんだ。そうだったのか。
僕がゴルフを始めた35年くらい前にこの本があったらなぁ。僕も自己流ですごくうまくいってたのに、基本とかセオリーとか正しいとかいう事をいつも探していて、それをいつも気にしていたらどんどん下手になってしまったのを思い出した。

とにかく、この本はこの田村さんのスイングを教えて貰おうなんて表面的な観点から読んだら面白くもなんともない。田村さんの考え方や理論に自分にとって参考になることが何かないかなと好奇心をもって探って読めばすごくおもしろいと思う。

”第一章 1 いかに気持ちよくスウィングできるかが大事”

今日から僕は、これを目指す!

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